美容師から異業種への転職はうまくいく?おすすめ職種もご紹介

髪を切る男性美容師

美容師から転職を考えている皆さんは、選択肢の中に異業種も含まれているのではないでしょうか。

でも、今まで美容師として働いていて異業種への転職は不利になってしまうのではないかというのは心配ですよね。

そんな時に美容師から異業種への転職を考えるポイントやおすすめの業種についてご紹介したいと思います。

転職理由は主に5つ!

美容師は転職や離職が多い職業です。

理由としては

  • 手荒れや腰痛などの職業病
  • 休みが少ない
  • 休みが少ないわりに給与が低い
  • なかなかスタイリストになれない
  • ノルマがきつい

などが一般的にあげられると思います。

特に職業病や休みの少なさは美容師として働いているとどうしてもついて回る問題なのではないでしょうか…。

女性だと結婚や妊娠・出産などで休職が必要な時に、また仕事に戻れるのだろうかと不安な方も少なくないはずです。

こういった不安や不満を解消するためには独立や転職が必要になってきます。でも、専門学校を卒業しているのは異業種に転職するのには不利なんじゃないかと思う方も多いのでは?

実際、美容師から異業種への転職は厳しいのでしょうか?

異業種への転職はそんなに厳しくない!?

実は皆さんが思っているより、異業種への転職は難しくないんです。

美容師免許を生かすことができる職業もありますし、たとえその業種に美容師の業務内容が直接関係なかったとしても、今まで培ってきたコミュニケーション能力はどんな職場でも活かすことができるはずです。

学歴といった面では有利であるとは言えませんが、決して不利ではありません。職歴があることも、今まで理由もなく無職だった人よりもよっぽどプラスに映るはずです。

しかし、ひとつだけ注意してほしいのは年齢です。

これは美容師だったからということとは関係なく、前職がどんな職業だったとしても転職先の内容について未経験だと、年齢を重ねるにつれて転職は不利になってしまいます。

だから、「転職しようかな」と少しでも考えているのであれば、転職するならどんな条件でどんな職業に就きたいのかイメージして、決心がついたら早めに動き出すということが必須になってきます。

美容師におすすめの転職先4つ

美容関係異業種

やっぱり美容業界に携わっていたい、という方におすすめなのは美容関係職です。

例えば、美容師免許が必須の職業であれば、アイリスト(まつ毛エクステやまつ毛パーマの施術をする)やアイブロウリスト(眉毛を整える)やヘッドスパニストなどがあります。いずれもまだ新しい職業なので、どうしても安定性などには欠ける部分がありますが、それでも美容師より条件がいい場合や、独立しやすいこともあるので、一度検討してみてはいかがでしょうか。

美容師免許が必要ない職業では、ネイリストやエステティシャンなども美容に関係する知識やお客様とのコミュニケーションスキルを直接活かすことができるでしょう。これらはまた資格を取るための勉強が必要にはなりますが、手に職を付けることもできます。

いずれの場合も、美容師の職業は好きだったけど、どうしても職業病に耐えられなかったという方には特におすすめの転職先です。

美容メーカー

美容に携わっていたいけれど、現場での仕事はしたくないという場合には美容関連会社、例えばヘアケア商品などの会社に転職することもできます。

そういった商品であれば、美容師をしていた方ならばある程度知識はあると思いますし、営業などではコミュニケーションスキルを活かすことができますよ。

アパレルなどの販売員

美容師の方々は服飾関係にも興味がある方が多いので、アパレル業界もとても人気がある転職先です。

特に販売系の職業であれば、募集もかなり多いうえに就職のハードルも高くないのでおすすめです。しかし、やはり土日は休みになりにくく、ノルマがあることや、給料もあまり高くないといった特徴があるので美容師の勤務条件に不満があった方にはあまりおすすめはできません。

一般事務など

事務は特に女性に人気があります。

正社員でなくても派遣などであれば求人は多いですし、他業種と比べて定時に帰りやすいことや休職しやすいという理由によって人気があるようです。

美容師の安定性や休みの少なさに不満があったという方にはオススメです。

転職の軸を固めよう

まずは転職先に何を重視しているのか考えましょう。

それは、美容師の仕事のどんなところに不満があったのかというところから考えると分かりやすいですよ!

美容師免許を生かしたいのか、美容業界に携わっていたいのかどうか、休みや給料を重視したいのかなどを考えながら転職先を探しましょう!

転職活動は早めに動き出そう

美容師が異業種に転職する場合についてお話ししました。

この転職は実はそんなに難しいことではないということが分かっていただけたのではないでしょうか。

美容師は肉体的にも辛い仕事ではあるので、転職しようと思い立ったらより良い転職先と巡り合うためにも、ぜひ早めに動き出すようにしてみてください。

最近では美容系に特化した転職サイトも増えてきているので、転職する場合にはそういった転職サポートのサービスも活用しながら転職活動をしてみましょう。