美容師という仕事は他の仕事に比べ、転職が多い職業ですよね!
今回は、なぜ美容師は転職が多いのか検証していきます。
転職後の就職先についても書いていくので参考にしてくださいね!
働く店舗を変える理由は主に4つ
いきつけの美容室で今まで担当してもらっていた方が同系列の店や別の美容室に移ったという話はよく耳にします。
実際、美容師の仕事はアシスタントからずっと同じ店舗で働くということが少ないといわれています。
美容師が店舗を替える理由は様々で、転職理由として多いものを挙げていきます。
1.ヘッドハンティング
優秀な人だと、多店舗から勧誘を受けることが多々あります。
そこでの働き方や給料といった条件が今よりも好条件だった場合、今の店舗から他の店舗に移る方もいるそうです。
2.独立
はじめはどこかの美容室でアシスタントや美容師として経験を積み、
知識や経験をしっかり身につけた後で、今のお店を辞め独立開業するという方も多くいます。
これはスタイリストを何年も経験している美容師でないと難しいですね。
3.他店舗での営業を学ぶため
美容室にも店舗によって様々な違いがあります。
営業スタイルや重視しているところが違うお店で働くことはスキルアップや将来独立するための重要な経験となります。
4.人間関係
人間関係による負担も転職する理由としてあります。
店長と意見が反発することや、同僚との関係が悪い場合にも別の店に移るということがあります。
職場を変えることは不利にならない!
転職し、別の店で働くことは美容師ではよくあります。
たいていの美容師がいくつかの店舗を渡り歩いていくのです。
今の美容室が気に入らないという理由で転職するのではなく、今後の成長やキャリアアップのためであれば問題ないでしょう。
しかし、アシスタントなど経験や実力の乏しい状態で勤務先を替えると、一からの練習や勤務となることや、人間関係を作り直さなければならないため、自身の成長にマイナスに働く可能性があります。
美容師の50%は転職する
美容師は様々な理由で転職をする人がいますが、実際に経験した人はどのくらいいるのでしょうか。
ある調査によると、回答した美容師全体の50%以上の人は経験があると回答しています。
つまり調査に協力した美容師の2人に1人は経験があるということになります。
経験者の中でも、2回した人が約14%、3回以上したという人は約18%もいるという結果になりました。
また、キャリア別にみてみると、経験のあるアシスタントは36%、経験のあるスタイリストは67%でした。
実にスタイリストの3分の2が経験ありと答えています。
こうしてみると、転職する方が多く、その中でも、経験年数を重ね、スキルを身につけてから行う人が多いことがみてとれます。
美容師を辞める理由は主に4つ
また、美容師を辞めたいという人の理由はいくつかあります。
その理由とは一体何でしょうか?
1.過酷な労働環境
勤務時間が長く、朝出勤してから閉店するまでろくに休憩がとれずに仕事をすることもある。
2.仕事に対して給料が少ない
美容師という仕事はアシスタント時代給料が少ないですよね。
下積み時代は仕方ないとはいえ、不満をもち辞めてしまうという方もいます…。
3.身体面の問題
他には身体を心配して辞めるという方がいます。
休憩がとれず、休暇も少ないということで体調を崩してしまう人も中にはいるようです。
また、美容師の場合、パーマ剤やスタイリング剤などによって薬品アレルギーを起こす、シャンプーで無理な体勢になることでヘルニアを発症する、ハサミを長時間扱うことで腱鞘炎になってしまうといった問題もあるようです。
4.年齢面の問題
この業界の平均年齢は「29歳」ととても若いです。
男性美容師ですと、20代から30代前半までが全体の8割を占め、30代後半が約1割、それ以上は1割にも満たないそうです。
年齢を経るにつれ、現場からの需要が減り、辞めざるを得ないということがあるそうです。
美容師免許を活かして別の職業に就くとこも可能
美容師から転職する人には「別の仕事をしたい」という方もいます。
そのような人たちはどのような職種で働いているのでしょうか。
男性美容師の就職先として多いものとしてはアパレル業界があります。
どちらの職業も流行を追うという意味では似ていて、コミュニケーション能力が重要である点も共通しているためアパレル業界に移る方はある程度います。
他にはキャリアアップしてスタイリストになる方もいます。
女性の場合はアパレル業界も多いですが美容関係の仕事に就く方も多いです。
美容師の資格をもっていれば、まつ毛エクステやネイルの施術を行うことができ、資格を活かした仕事を探す方もいます。
ネイルサロンは求人が多く、求人倍率も他の業種に比べ低いため転職しやすいといえます。
最後に
美容師業界は転職者が非常に多いということが分かりましたね!
同じ業界であったり他業種だったりと様々です。
今現在美容師をしている人で、成長したいという方や何か個人的な思いがあるという方は一度転職を考えてみてもよいかもしれません。