美容師は見習いの時期がとても長い職業です。
いわゆるアシスタントの期間は3年前後だと言われています…
その3年間は、シャンプーやカラーのお手伝い、雑務などが基本の業務になってしまうので、お客様の施術をする機会はほとんどなく、もどかしいなと感じることも多いのでは?
見習い中に転職を希望する美容師はたくさんいる!
だからこそ、この3年前後の期間の中で、見習い中に転職をしたいと考える美容師もたくさんいます。
でも、見習いなのに転職なんてできるの?と思う方もいるかもれませんが、見習い中の転職って実は美容師の中ではよくあることなんです!
それは見習い中にサロンや美容師の仕事について見えてくることがたくさんあるからです!
その中で、特に見習い美容師が転職をしたくなる理由についてまとめてみたいと思います!
見習いの美容師が転職したくなる理由
1.就職したサロンの環境が良くない
就職先の環境は、意外と就職してみないとわからない部分も多いんですよね…
しかも、そういった悪い情報はサロン側が就職の説明や面談時には隠しているなんてこともあるから厄介です。
思っていたのと違う!という例としては
- 給料体系や残業について説明と違う
- 見習い中の練習をあまりさせてくれない
- ノルマがキツイ
- サロンで使っている薬剤で手荒れをする
- 自分のお金で商品を買わされる
などなど。
見習いのうちは多少の忍耐は必要かもしれませんが、どうしても耐えられない場合や、自分のお金で商品を買わされるなど悪質な美容室の場合は、転職を考えたほうが良いかも…
2.美容師の仕事が思っていたよりキツい
次は、美容師の仕事自体が嫌になってしまった場合。
美容師という仕事はアシスタントであってもコミュニケーション能力が要求されます。
実際には技術だけでなくコミュニケーション能力がかなり重視されていて、売上もそういった部分におおきく左右されている現実を見て、なんとなく嫌になったという方もいるのでは?
また、アシスタントやスタイリストなどの立場にかかわらず、基本的に美容師はとても多忙で休みはなかなか取れませんし、給料も歴を積んでトップスタイリストなどになれば多くなりますが、それまではかなり少ないです。
いろいろと覚悟はしていたけれどやっぱりキツかった…てことも多いんです。
じゃあ転職するにはどうすればいいの?
こういった理由で見習い美容師が転職する場合は、どうすれば良いのでしょうか?
何も考えずに新しいサロンを探しても、今のサロンと同じような状況になりかねません!
ここでは転職の時に必要な心得を紹介してみたいと思います!
心得1 どんな転職先がいいのかしっかり吟味する
まずはどんな転職先が良いのか自分の中で固めましょう!
この時、具体的なサロンで考えるのではなく、自分の中で譲れない条件から探すのが重要です!
そうしないと、せっかく転職したのにまた条件が合わず、嫌になってしまい続かないって事になりかねません。
自分が転職したくなった理由を紙に書いてみて、それを解決できるような転職先の条件を考えてみましょう!
「こういうサロンもいいかも!」と新しい発見があるかもしれないですよ!
また、美容師の仕事が合わないかも、と思う場合は異業種への転職というのも考えられますよ!その場合は特に若いほうが転職に有利になるので早めの転職がおすすめです!
ちなみに異業種に転職するならアイリストもおすすめです!美容師免許も活かせるうえに、美容師特有の職業病からは解放されますよ!
アイリストについて詳しい紹介はこの記事を参考にしてみてください!
https://beauty-careerguide.com/biyoushi/matsueku/
心得2 転職するタイミングを見極める
転職するタイミングを見極めましょう!
というのも、アシスタント(見習い)の状態のまま転職すると、転職先で1からアシスタントとして働く事になってしまうかもしれません。
つまり、前の職場で2年見習いをしていたとすると、転職先でイチから見習いを3年間することになるので、計5年間の見習い期間が必要になってくるということです。
もしあとちょっとで見習いを脱する事ができる!というときは頑張ってスタイリストまで昇格すると良いかもしれません!
心得3 インターネットや見学でサロンの情報を集める
具体的なサロンの目星がついたら、サロンの情報集めを十分にしましょう!
今は簡単にインターネットで情報が集められるので、美容師向けの求人サイトを見たり、逆にお客様目線の口コミを見てみたりすると、全体的なサロンの雰囲気がつかみやすいと思います!
インターネットで情報収集をして、ある程度サロンを絞ったら次は見学をしてみましょう。
文字で知る情報と目で見る情報は精度が全然違います。実際に働いている人や店長の人柄などもある程度詳しく感じられると思います。なんとなく嫌な感じがしたり、思っていたのと違ったらもう一度考え直しましょう。
準備を十分にして、満足いく転職をしよう
転職には時間も、お金も、労力もかかります。しかも見習いのうちはネガティブな理由で転職をすることも多いので、何度も転職をするのは避けたいですよね。
そういった転職の失敗を避けるためにも今までご紹介した心得を実践して、準備万端な状態で転職をしましょう!