美容師の最適な転職タイミングは?アシスタント・スタイリスト別に解説

談笑する美容師

辞めるならいつのタイミングがいいの?美容師は転職できるの?そんな心配をしている人向けに今回は美容師の最適な転職のタイミングについて説明していきます。

美容師の転職はタイミングが大事

美容師は今全国で人手不足しており、転職しやすい状況となっています。しかし、転職をするタイミングを間違えてしまうと今働いている環境よりも給与や待遇が悪くなってしまうため、よく考えて転職のタイミングを見極める必要があります。スタイリスト・アシスタントといった役割別に今後につながる退職・転職のタイミングについてまとめました。

転職理由で多いものは「不満」

美容師は朝早くに出勤をして、レッスン・掃除からをして、営業が始まります。繁盛しているお店では開業から就業までずっとお客さんが続いて、昼休みが取れず昼食を取ることがないこともあります。

業務中もシャンプーをやる姿勢は腰に負担のかかる中腰がずっと続くこともあります。肌が強くない人は薬剤によって肌荒れをしてしまうこともあります。またサロンはお客様の前にいる仕事なのでサロン内であたふたしてしまうと先輩に怒られることがあります。不器用で技術チェックがなかなか進まない人は、同期に置いて行かれないかと感じる人もいるかもしれません。

上記のことは、アシスタントで仕事が慣れない人に多いことですが、スタイリストに無事にデビューすることができても、大変です。あまり集客出来ていないサロンでは、新規顧客が少なく売り上げがあがりません。またお客さんがいっぱいいるのにも関わらず給料が上がらないことに不満を持つスタイリストもいます。スタイリストになってからは営業時間が終わっても後輩の指導に付き合うことがあるので、自分のために時間を使えないこともあります。

以上のように美容師として働いていると職場に不満が出てきます。しかし今のサロンを辞めたからと言って不満がすべて解消されるわけではありません。美容師として今の職場を続けるにしても辞めるにしても自分なりに、働く条件に対して優先順位をつけていくことが大切で、転職する際には「なぜ転職するのか」を明確だとよいでしょう。

アシスタントでも転職可能

そうはいっても、転職をしようと思ってはいてもすぐに辞めてしまうのがいい場合とダメな場合がありタイミングはケースバイケースです。

アシスタントから転職をするとなると、新しいサロンでは以前の経験に問わずシャンプーからやり直すことが多いみたいです。アシスタントとして転職を考えるならば、自分がそのサロンにどこまでの段階まで行っているかに応じて転職を考えることをおすすめします。次のサロンでもアシスタントから入ってもいいならば、早めの内に転職をしてしまったほうがいいです。もし、スタリストになれる段階まで行っているのであればスタイリストまで頑張ってみてはどうでしょうか。

まだ美容専門学校に卒業をしたてでこれからサロンに入る場合は入念にその働くサロンについて調べたほうがいいでしょう。美容師のなったばかりだと、こうであって欲しいという理想と、実際に働いてみた現実は異なり、ギャップがあります。美容師が退職する理由として、社風やサロンのノリが嫌い、自分が相手したかったか客層とは違った、休みがなかなかとれないといったことがあげられます。

また今働いているサロンを退職・転職をする場合は突然行かなくなるなど周りに迷惑がかかる辞め方は良くありません。退職をするときの働いているサロンに話す理由として、激戦地区で働きたい、地域密着をしたサロンで働きたい、続けたいけど今の環境では自分の夢をかなえられないなどがあるそうです。

スタイリスト転職のタイミングは一人前の技術が身に着いたら

スタイリストの場合の転職タイミングは、「手に職」をつけてからがおすすめです。スタイリストに多い退職理由は、キャリアアップがしたい、独立したい、収入を上げないなどがあります。スタイリストになってから辞める場合は、自分が常に売り上げを挙げられるようになったからがよいでしょう。また転職先によって、アシスタントからスタートすることもあるので、しっかりと「手に職」をつけてしっかりと準備することが必要です。

スタイリストとして、実力を持っていれば引く手あまたで、転職をする場所はたくさんあります。転職をする場合は、しっかりとサロンと話し合ったうえで、円満に退社ができればベストです。

円満に退社をすることが良い理由は、美容師業界は狭いです。悪い噂はすぐに広がってしまいます。迷惑をかけて辞めてしまうと講習会やセミナーで会ってしまうことがあります。気持ちよく美容師として働き続けるためには、誠意をもって退職先に説明をして退職することが良いでしょう。

まとめ

以上、美容師としての転職タイミングはいつが最適か説明してきました。美容師の転職するタイミングは、今働いているアシスタントやスタイリストの役割に応じて変わります。

アシスタントの場合は、現在のサロンの中でのアシスタントの位置によって異なります。例えばすぐにスタイリストになれるのでしたらスタイリストになってからでもいいでしょう。反対に働いてすぐのアシスタントの場合は、転職先では最初のアシスタントとしてやり直しになる場合が多いのですぐに行動することがおすすめです。

スタイリストの場合は自分の実力がついてからがいいでしょう。自分で売り上げを出すことが出来るなど、自分の実力をもっていれば、多くのサロンで活躍することができます。

最後にアシスタント・スタイリストに共通することですが、美容師業界は狭いので悪い噂はすぐに広がってしまいます。退職・転職をする場合はしっかりと退職先と話し合ってから転職してください。