ネイリストの業務委託という働き方について知っていますか?
「なんとなく聞いたことはあるけど、よくわからない…」って方が多いのではないでしょうか?
そんな方たちのために、業務委託という雇用形態についてご紹介したいと思います。
ネイリストの雇用形態4パターン
そもそも、ネイリストには業務委託以外にどのような雇用形態があるのでしょうか?
その代表的な4パターンをここでご紹介したいと思います!
①正社員
まず1番はじめに思いつくのは正社員ですよね。
正社員はネイルサロンに直接雇用され、給料や休みなども安定しているのが特徴です。
また、大手サロンだと特に研修制度がきちんと用意されていることが多いので、資格はとったけどまだ勤務したことがない未経験の方はとりあえず正社員として働いてスキルアップを目指すのがおすすめです。
②パート・アルバイト
パート・アルバイトはネイルサロンによる直接雇用ですが、正社員と違って勤務時間が一日数時間からでいいなど融通がきくので、主婦の方などには特におすすめです。
求人数も多いため、ネイリストになる一歩目としてアルバイトという選択をする方も多いのではないでしょうか。
このパート・アルバイトは経験者が優遇されますが、未経験者でも受け入れてもらえることが多いです。サロンによっては、パート・アルバイトとして経験を積むと正社員になれるという場合もあります。
③業務委託
業務委託とは、ネイリストが事業主という扱いで勤務します。
一般的には歩合制で、好きな時に出勤して働いた分の給料をもらいます。
また、アルバイトなどの直接雇用とは異なって、社会保障などは付きませんがその分もらえる給料の割が良いです。
こちらは未経験者では難しく、ある程度経験を積んで顧客のついているネイリストにおすすめです。
④ネイルサロンを開業する
正社員などから独立して自分でネイルサロンを開くという方法です。
ネイルサロンは自宅などのスペースで、しかもある程度の機材や道具があればすぐに開業することができるので、他の美容系の職業と比べてもハードルが低くなっています。
ただし、ネイルサロン自体の数が多いので集客する必要があり、しっかりした技術と以前からの顧客がいるほうが理想的です。
業務委託で働くメリット・デメリット
業務委託やその他の雇用形態についてご紹介してきましたが、業務委託で働くとしたらどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
メリット
技術があれば稼げる!
業務委託は技術とお客様からの指名などによっては正社員以上に稼ぐことが出来ます。
正社員やアルバイトは基本的に時給や月給などによって給料が決まっているので、どれだけ働いたとしても一定額しか稼げない可能性があります。
しかし、業務委託の場合はネイルサロンと事業主が話し合って、ネイリストの技術力や集客力をもとに歩合制の価格を決めるので、それら次第で働いた分だけ割よく稼ぐことができます。
そのため手取りとしては正社員として働いたときよりも高くなることが多いそうです。
自分の都合に合わせて働ける!
業務委託はネイルサロンとの契約に従って勤務すればいいので、場所や休日などについても基本的にネイルサロンと話し合って決めています。こうしなさい!というような命令を受けることはありません。
そのため勤務時間に関しても比較的自由がきくことになります。
その他にも服装に自由がきいたり、副業ができたりなど様々なことを自分の思う通りに契約を持ちかけることができます。
デメリット
収入が安定しない
最低限の給与を保証しているネイルサロンもありますが、基本的には完全歩合制であるため全くお客様がいなければ収入が0円にだってなりかねません。
また、どんなに稼いでいてももちろん毎月同じ額にはならないため、自分の収入について見通しは立ちません。
社会保障に関しても、正社員とは異なってつかない場合が多いので、家賃補助がなかったり、さらには道具を自分で出さなければならなかったりと、何かと出費は増える可能性があります。
クビになりやすい
業務委託の契約は正社員の契約とは異なり、実は「解雇」という概念がないのです。
ネイルサロンで何か問題をおこしてしまうとネイリストの責任となり、契約を切られてしまう場合があります。
そうでなくても、ネイルサロンが契約を辞めたければそのネイリストに仕事を回さずにフェードアウトさせていくというのもアリなのです。
自由気ままに働きたい人にはおすすめ
業務委託のメリットやデメリットについてご説明しました。
メリットと同じくらいデメリットもあるので、正社員と業務委託のどちらがいいと言い切ることはできません。
安定した収入がほしいという人は正社員が、
安定しなくてもいいから気ままに働きたい!または頑張るだけ頑張って稼ぎたい!という人には業務委託が向いているのではないでしょうか。
「いまネイルサロンで正社員として働いているけれどストレスが溜まる」なんて人は業務委託の雇用形態に転職することも考えてみてはいかがでしょうか。