ネイリストの転職理由4つ!優雅に見えて意外と大変なところも…?

ネイリストの転職理由

ネイリストは華やかで優雅なイメージがあり、憧れの職業ですよね。

でも実は離職率が意外と高いんです。この記事ではネイリストの転職理由をご紹介して、ネイリストの業務のどこに不満が溜まりやすいのか考えてみたいと思います!

ネイリストは女性を中心に人気の高い職業!

ネイリストは皆さんご存知の通り、お客様の爪をきれいにするのがお仕事です。

「きれいにする」と一言に言ってもその内容は様々で、爪に色を付ける”カラーリング”や、デザインを施す”ネイルアート”はもちろん、爪の形を整える”ネイルケア”や、欠けた爪などを補修する”リペア”など、色々な施術内容があります。

また、最近では女性だけでなく男性のお客様も増えているそうで、爪を派手にするだけではなく、ネイルケアで清潔感を出すという観点で、ネイルが注目されているそうです!

そんなネイリストという職業は、女性を中心にとても人気の職業です!

ネイリストになる理由としては、「もともとネイルをするのが趣味だったから」というのが一番多く、その他にも資格が必須でない点や求人が1年を通してある点、アルバイトの募集もあり自由に働けることもある点など、就職に関するハードルが低いということが挙げられます。

ネイリストの離職率は意外と高い…

趣味を仕事にできて、条件も良いように思えるネイリストですが、それでも意外と離職率が高いんです…。

ひどいときでは、1年以内に8割ほどが離職してしまうのだそう。

これはネイリスト自体をやめる割合と、他のサロンへの転職の両方が含まれている数値なのですが、それにしても高い離職率ですよね。

どうしてこんなに離職率が高いのでしょうか?その転職理由について、主なものを4つご紹介したいと思います。

なんで離職率が高いの?転職の理由4つ!

①長時間労働

まずは1つ目!長時間労働です。

美容業界はどうしても長時間労働になりがちです。他の職業では美容師などもこの長時間労働に当てはまります。

基本的な勤務時間がサロンの空いている時間と開店閉店の準備時間、例えば10:00~19:00くらいだとすると、これだけでまず1日8時間で、一般的な会社員の勤務時間となります。

そのうえ、研修期間だと開店前や閉店後に練習や講習を行うこともありますし、施術の幅を広げるために各自でステップアップのための勉強をしなければなりません。

したがって、どうしても長時間労働になってしまいます。長時間労働だと疲労も溜まりますし、もう少しプライベートを充実させたいと考え、転職を考える人が多いようです。

②給料が安い

ネイリストの収入は、正社員の初任給で約18万円、20代で22万くらいが相場のようで、一般企業の正社員と比べて低くなってしまっています。

また、ボーナスや残業手当がつかないような場合もあります。

しかし、一方でネイリストの給料は歩合制でもあるので、固定客への営業や自身のスキルアップなどしっかり努力をすれば20代でも30万近く稼ぐこともできます。

また、独立して自分のサロンを経営すれば、かなりの額を稼ぐことができるそうです。

しかし、いずれの場合もかなりの努力が必要なので、そこまで耐えられず転職を考える人も多いです。

③接客が辛い

サービス業である以上避けることができないのが、接客によるストレスです。

ネイリストの場合は、施術中はかなり細かい作業をしているにも関わらず、お客様との関係上ずっと黙って作業をすることはできません。

でもネイルに使うことのできる時間は限られていますし、新人のうちはそんなに余裕はないのではないでしょうか?

また、さきほど言ったように、固定客がいることが自分の収入アップに直接つながっています。いくら技術があっても、会話が出来ずお客様に接客の面で不快な思いをさせてしまえば固定客にはなりません。

そういった点でも、技術が正当に評価されていないように感じ、不満に思うこともあるそうです。

④人間関係が良くない

ネイリストの職場の人間関係は、よくある日本の企業の年功序列などとは異なります。

ネイリストには、高校卒業後にすぐネイリストになる人もいれば、家事や育児が落ち着いてからデビューする30代・40代の方もいます。

多くのネイルサロンでは、どういった年齢の人であってもネイリスト歴や固定客の数、店での立場によって序列のようなものが決まってくるのです。

これは技術職に特有のことで、今まで一般企業に勤めていた人にはなかなか慣れることが出来ないかもしれません。

ネイリストの仕事が辛いなら、独立or転職を考えよう!

ネイリストの転職理由についてまとめてました。

ネイリストはもちろん憧れの職業ですが、辛いことも多く、どうしても仕事に馴染めないこともあるでしょう。

そんな時は、思い切って転職を考えてみるのがおすすめです。

例えば接客が嫌だけどネイルには関わっていたい、ネイルについての知識を活かしたいという場合にはネイル用品のメーカーへの転職が考えられます。

もっとプライベートに時間がほしいのであれば一般事務も人気の転職先として挙げられます。

また、もっと収入がほしいときには独立を考えることもできますよ。ネイリストは幸い道具の費用なども少なくてすみますし、自宅のスペースを使って開業することができます。そのためとても独立しやすい美容職であると言えます。

ネイリストとして行き詰まってしまったのなら、ぜひ転職や独立を考えてみてください!